PWC第500回記念大会カバレッジ⑦
2016年10月16日 TCG全般
日本にようやく帰ってきたレガシーのグランプリ。来る12月、千葉で行われるグランプリ。その2byeを獲得するために、この決勝テーブルで戦う2人。
まずはエルドラージデッキを使う小泉だ。エルドラージデッキはモダンでは支配的な強さだったため、禁止されてしまったものの、その強さはレガシーでも一線級で、今ではメタデッキの一つとなっている。
対する4色デルバーを使用するのは松本だ。4色デルバーはまさにレガシーらしいデッキであり、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》、《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》、《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》と言った優秀なクリーチャー達と、《稲妻/Lightning Bolt(4ED)》、《突然の衰微/Abrupt Decay(RTR)》などの優良除去をふんだんに詰め込んだグッドスタッフとも呼ぶべきデッキである。
勝つのは一人。
2byeを手に入れるのは小泉か、松本か。
GAME 1
スイスラウンドの成績で上位の小泉は、先手の理を、そして自らのエルドラージデッキの持ち味を活かすべく、1ターン目からエンジン全開。
《古えの墳墓/Ancient Tomb(TMP)》から《虚空の杯/Chalice of the Void(MMA)》。そして2ターン目に《ウギンの目/Eye of Ugin(WWK)》を唱えつつ《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》を召喚したのだ。
そんな小泉の《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》を松本は《目くらまし/Daze(NEM)》で打ち消す。続いての《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》も《目くらまし/Daze(NEM)》で対処すると、小泉は少し苦しい表情。
だがX=2で《果てしなきもの/Endless One(BFZ)》を唱え、攻勢は止めない。
次に小泉から放たれた刺客は《忘却蒔き/Oblivion Sower(BFZ)》で、これを松本はスルーし、返しのターンで《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》をキャスト。まだ3/4のため、このターンでは《忘却蒔き/Oblivion Sower(BFZ)》はブロックすることが
できない。
だが真に苦しいのは小泉だった。追加のクリーチャーがなく、《ウギンの目/Eye of Ugin(WWK)》を含めて場に6マナあるにも関わらず、追加のアクションが起こせない。
この間に松本は守りを固める。まずは《思案/Ponder(M12)》を唱え、これは《虚空の杯/Chalice of the Void(MMA)》で打ち消されるも、墓地に4種類の呪文が落ちて《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》は4/5。更にもう1枚の《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》を手札から唱える。
エルドラージデッキは序盤に《虚空の杯/Chalice of the Void(MMA)》などの妨害アーティファクトを置き、《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》や《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》でビートダウンするデッキなため、《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》がひたすらに厳しいのだ。
2枚の《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》の壁を超える手段はほとんどない。
そんな絶体絶命のピンチの小泉のドローは値千金の《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》!
《果てしなきもの/Endless One(BFZ)》に装備し攻撃。《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》の前にブロックされてしまうものの、カウンターを2つ乗せることに成功する。
急な危機に晒された松本は《森の知恵/Sylvan Library(5ED)》を着地。1マナのドロースペルが封じられている今、《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》を割らなければ勝機はない。何としてでも《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》を破壊できる《突然の衰微/Abrupt Decay(RTR)》を探しに行かなければならない。
だが見つからない。苦し紛れに《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》で攻勢を仕掛けて見るものの、《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》を破壊しなければ全くダメージレースにならない。
チャンプブロックに向かう《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》。貯まっていく《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》のカウンター。
結局、《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》1枚に松本は膝を付いたのだった。
小泉1-0松本
GAME 1
先手の松本の《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》がゲームの口火を切る。
小泉の《古えの墳墓/Ancient Tomb(TMP)》を《Force of Will》で打ち消すと、メインで《渦まく知識/Brainstorm(ICE)》をキャスト。更に《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》からマナを出して《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》と良い回り。
だが、松本は2枚目の土地を置くことが出来なかった。
土地が止まった松本の事故につけ込みたい小泉。《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》でエルドラージを指定すると、《作り変えるもの/Matter Reshaper(OGW)》をキャスト。
《渦まく知識/Brainstorm(ICE)》でライブラリートップに積んでいた《稲妻/Lightning Bolt(4ED)》を公開して《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》を変身させた松本。《古えの墳墓/Ancient Tomb(TMP)》ですり減った小泉のライフを狙う。
だが小泉。このダメージレースを一気に有利にする《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》を《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》からプレイ。《目くらまし/Daze(NEM)》を持つ松本だが、レッドゾーンに滑り込んでくるエルドラージを見つめることしかできない。
ライフレースは《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》をコントロールしている松本の方が有利。だが問題は土地が《Tropical Island》1枚で止まってしまっているということだ。これではライフゲインをするのも一苦労で、現状黒マナがなく、相手のライフを削ることもできない。
ライフは小泉が8で松本は2。しかも《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》はチャンプブロックすることができない。
絶体絶命の状況。祈るように松本はドロー。
そして――動く。
まず《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration(ISD)》で攻撃し、小泉のライフは5。
更に《Tropical Island》でマナを出すと、今ドローした《不毛の大地/Wasteland(TMP)》で即座に破壊する。これで《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》が起動できるようになり、松本は赤マナを生み出す。
《発展の代価/Price of Progress(EXO)》をプレイ。
小泉のコントロールする特殊地形は3枚。
ライフは6。
GAME 3
最終ゲームも小泉は1ターン目に《虚空の杯/Chalice of the Void(MMA)》を唱える。だが松本はこのゲームは《Force of Will》を持っていたため、これは阻まれる。
続けて2ターン目に《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》を唱えると、レスポンスで松本は《渦まく知識/Brainstorm(ICE)》。回答策、更に言うならば手札を余計に消費しない《目くらまし/Daze(NEM)》であると最高というところだが、どちらもなく。《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》は無事に着地する。
《突然の衰微/Abrupt Decay(RTR)》、《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》、《思案/Ponder(M12)》の3択で《思案/Ponder(M12)》を選んだ小泉。松本はライブラリーに隠していた《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》をそのままプレイ。3/4のため、このターンは《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》をブロックできない。
小泉は更に《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》でエルドラージを指定し、《作り変えるもの/Matter Reshaper(OGW)》を着地。
息を吐く松本。まずは《渦まく知識/Brainstorm(ICE)》で隠していた《渦まく知識/Brainstorm(ICE)》をプレイ。戻す2枚でこのマッチで一番の長考をし、《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》をキャストしてターン終了。
小泉は臆することなく攻撃。《作り変えるもの/Matter Reshaper(OGW)》が《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》にブロックされ、めくれたのは《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》。勿論指定はエルドラージ。この《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》で4枚目の土地を手に入れた小泉は喜んで《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》を召喚する。
松本の手札は《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》と《稲妻/Lightning Bolt(4ED)》。前者をリムーブする。
松本は《不毛の大地/Wasteland(TMP)》をドローし、これで《エルドラージの寺院》を破壊。小泉のマナを2枚の《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》のみに縛る。
小泉からのエルドラージ攻勢は一旦止む。が、今度は《漸増爆弾/Ratchet Bomb》のプレッシャーには晒されることとなる。
松本がドローしたのは2枚目の《稲妻/Lightning Bolt(4ED)》で、《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》1体を除去し、1ドロー。
《漸増爆弾/Ratchet Bomb》は2となり、《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》が除去されるも、松本は手札に温存していた《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》と《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》をプレイ。
小泉がコントロールしているのは《エルドラージのミミック/Eldrazi Mimic(OGW)》と《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》のみ。松本は2枚の《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》と《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》。このままターンが進行していけば有利になるのは松本だ。
だがそんな松本の希望を打ち砕く《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》。《エルドラージのミミック/Eldrazi Mimic(OGW)》が5/5となり、これで《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》と《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》はチャンプブロックに回るしかなくなってしまう。
最後のドローを確認すると、松本はグランプリ千葉トライアル優勝者を称えるため、右手を差し出したのだった。
まずはエルドラージデッキを使う小泉だ。エルドラージデッキはモダンでは支配的な強さだったため、禁止されてしまったものの、その強さはレガシーでも一線級で、今ではメタデッキの一つとなっている。
対する4色デルバーを使用するのは松本だ。4色デルバーはまさにレガシーらしいデッキであり、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》、《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》、《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》と言った優秀なクリーチャー達と、《稲妻/Lightning Bolt(4ED)》、《突然の衰微/Abrupt Decay(RTR)》などの優良除去をふんだんに詰め込んだグッドスタッフとも呼ぶべきデッキである。
勝つのは一人。
2byeを手に入れるのは小泉か、松本か。
GAME 1
スイスラウンドの成績で上位の小泉は、先手の理を、そして自らのエルドラージデッキの持ち味を活かすべく、1ターン目からエンジン全開。
《古えの墳墓/Ancient Tomb(TMP)》から《虚空の杯/Chalice of the Void(MMA)》。そして2ターン目に《ウギンの目/Eye of Ugin(WWK)》を唱えつつ《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》を召喚したのだ。
そんな小泉の《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》を松本は《目くらまし/Daze(NEM)》で打ち消す。続いての《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》も《目くらまし/Daze(NEM)》で対処すると、小泉は少し苦しい表情。
だがX=2で《果てしなきもの/Endless One(BFZ)》を唱え、攻勢は止めない。
次に小泉から放たれた刺客は《忘却蒔き/Oblivion Sower(BFZ)》で、これを松本はスルーし、返しのターンで《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》をキャスト。まだ3/4のため、このターンでは《忘却蒔き/Oblivion Sower(BFZ)》はブロックすることが
できない。
だが真に苦しいのは小泉だった。追加のクリーチャーがなく、《ウギンの目/Eye of Ugin(WWK)》を含めて場に6マナあるにも関わらず、追加のアクションが起こせない。
この間に松本は守りを固める。まずは《思案/Ponder(M12)》を唱え、これは《虚空の杯/Chalice of the Void(MMA)》で打ち消されるも、墓地に4種類の呪文が落ちて《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》は4/5。更にもう1枚の《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》を手札から唱える。
エルドラージデッキは序盤に《虚空の杯/Chalice of the Void(MMA)》などの妨害アーティファクトを置き、《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》や《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》でビートダウンするデッキなため、《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》がひたすらに厳しいのだ。
2枚の《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》の壁を超える手段はほとんどない。
そんな絶体絶命のピンチの小泉のドローは値千金の《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》!
《果てしなきもの/Endless One(BFZ)》に装備し攻撃。《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》の前にブロックされてしまうものの、カウンターを2つ乗せることに成功する。
急な危機に晒された松本は《森の知恵/Sylvan Library(5ED)》を着地。1マナのドロースペルが封じられている今、《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》を割らなければ勝機はない。何としてでも《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》を破壊できる《突然の衰微/Abrupt Decay(RTR)》を探しに行かなければならない。
だが見つからない。苦し紛れに《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》で攻勢を仕掛けて見るものの、《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》を破壊しなければ全くダメージレースにならない。
チャンプブロックに向かう《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》。貯まっていく《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》のカウンター。
結局、《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》1枚に松本は膝を付いたのだった。
小泉1-0松本
GAME 1
先手の松本の《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》がゲームの口火を切る。
小泉の《古えの墳墓/Ancient Tomb(TMP)》を《Force of Will》で打ち消すと、メインで《渦まく知識/Brainstorm(ICE)》をキャスト。更に《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》からマナを出して《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》と良い回り。
だが、松本は2枚目の土地を置くことが出来なかった。
土地が止まった松本の事故につけ込みたい小泉。《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》でエルドラージを指定すると、《作り変えるもの/Matter Reshaper(OGW)》をキャスト。
《渦まく知識/Brainstorm(ICE)》でライブラリートップに積んでいた《稲妻/Lightning Bolt(4ED)》を公開して《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》を変身させた松本。《古えの墳墓/Ancient Tomb(TMP)》ですり減った小泉のライフを狙う。
だが小泉。このダメージレースを一気に有利にする《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》を《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》からプレイ。《目くらまし/Daze(NEM)》を持つ松本だが、レッドゾーンに滑り込んでくるエルドラージを見つめることしかできない。
ライフレースは《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》をコントロールしている松本の方が有利。だが問題は土地が《Tropical Island》1枚で止まってしまっているということだ。これではライフゲインをするのも一苦労で、現状黒マナがなく、相手のライフを削ることもできない。
ライフは小泉が8で松本は2。しかも《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》はチャンプブロックすることができない。
絶体絶命の状況。祈るように松本はドロー。
そして――動く。
まず《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration(ISD)》で攻撃し、小泉のライフは5。
更に《Tropical Island》でマナを出すと、今ドローした《不毛の大地/Wasteland(TMP)》で即座に破壊する。これで《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》が起動できるようになり、松本は赤マナを生み出す。
《発展の代価/Price of Progress(EXO)》をプレイ。
小泉のコントロールする特殊地形は3枚。
ライフは6。
GAME 3
最終ゲームも小泉は1ターン目に《虚空の杯/Chalice of the Void(MMA)》を唱える。だが松本はこのゲームは《Force of Will》を持っていたため、これは阻まれる。
続けて2ターン目に《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》を唱えると、レスポンスで松本は《渦まく知識/Brainstorm(ICE)》。回答策、更に言うならば手札を余計に消費しない《目くらまし/Daze(NEM)》であると最高というところだが、どちらもなく。《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》は無事に着地する。
《突然の衰微/Abrupt Decay(RTR)》、《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》、《思案/Ponder(M12)》の3択で《思案/Ponder(M12)》を選んだ小泉。松本はライブラリーに隠していた《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》をそのままプレイ。3/4のため、このターンは《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》をブロックできない。
小泉は更に《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》でエルドラージを指定し、《作り変えるもの/Matter Reshaper(OGW)》を着地。
息を吐く松本。まずは《渦まく知識/Brainstorm(ICE)》で隠していた《渦まく知識/Brainstorm(ICE)》をプレイ。戻す2枚でこのマッチで一番の長考をし、《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》をキャストしてターン終了。
小泉は臆することなく攻撃。《作り変えるもの/Matter Reshaper(OGW)》が《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》にブロックされ、めくれたのは《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》。勿論指定はエルドラージ。この《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》で4枚目の土地を手に入れた小泉は喜んで《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》を召喚する。
松本の手札は《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》と《稲妻/Lightning Bolt(4ED)》。前者をリムーブする。
松本は《不毛の大地/Wasteland(TMP)》をドローし、これで《エルドラージの寺院》を破壊。小泉のマナを2枚の《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》のみに縛る。
小泉からのエルドラージ攻勢は一旦止む。が、今度は《漸増爆弾/Ratchet Bomb》のプレッシャーには晒されることとなる。
松本がドローしたのは2枚目の《稲妻/Lightning Bolt(4ED)》で、《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》1体を除去し、1ドロー。
《漸増爆弾/Ratchet Bomb》は2となり、《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》が除去されるも、松本は手札に温存していた《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》と《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》をプレイ。
小泉がコントロールしているのは《エルドラージのミミック/Eldrazi Mimic(OGW)》と《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》のみ。松本は2枚の《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》と《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》。このままターンが進行していけば有利になるのは松本だ。
だがそんな松本の希望を打ち砕く《現実を砕くもの/Reality Smasher(OGW)》。《エルドラージのミミック/Eldrazi Mimic(OGW)》が5/5となり、これで《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》と《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》はチャンプブロックに回るしかなくなってしまう。
最後のドローを確認すると、松本はグランプリ千葉トライアル優勝者を称えるため、右手を差し出したのだった。
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