変更となったペナルティガイドライン(懲罰指針)について、噛み砕き過ぎたかな?と思ったので説明を続けます。

まず、3/10の日記に書かれている内容は全て草の根イベントでのことで、参加権利の必要ないイベントでもGPT・PTQ・GPではゲームロス以上の罰が与えられます(むしろGameLoss自体よりも共に与えられる警告の記録こそが長い目で見た場合にはより重い罰であり戒めだと私は考えます)
 そして変更となった部分は不審な挙動が記録よりも人の記憶に残る規模のコミュニティにおいては警告だけで十分に意味を成しています。つまりこの変更点は他愛のないミスでルールによってゲームという楽しみが壊されてしまわないようにするのが主眼だと思われます。

さて、タイトルの「外部からの助言」に焦点を絞って説明を続けます。私はこれこそが会議室と現場が繋がった瞬間だと思います。

【例:モーニングタイドのプレリ会場にて】
どきどきわくわくのプレリがスタート。意気揚々と始まった第1回戦で樽さん(仮名)は《ウーナの黒近衛》と《苦花》という最高の組み合わせを擁してアップキープを迎えました。そしてトークンを出してすぐにDraw-stepへ進みカードを引いたところで、観戦者である縮さん(仮名)が一言。「あれ?+1/+1カウンター乗るんじゃない?」、そこで樽さん(仮名)は「あぁ、そうだそうだ」とカウンターを乗せました。

プレイヤーは外部からの助言行為から有利を得ようと行動しました。よって両者失格です。

おぉ ゆうしゃ たる よ しん・・・

そんな馬鹿な!!しかしこれがルールです。

私もこんな風に話しかけられたらついついカウンターを乗せようとするかもしれません。プロツアーの舞台ならともかく、プレリで遊んでいるのにこの仕打ちは無いでしょう。
一方的に話しかけた縮さん(仮名)だけが悪いように見えますが、それを受け入れてしまった樽さん(仮名)も同様に処罰されてしまいます。助言行為を自分の意思で受け入れたのですから。

新しい懲罰指針はこのようなうっかりプレイヤーさんへの教育の機会を与えてくれました。素晴らしいことだと思います。
なお、GPT・PTQなどでは警告ではなくMatch-Lossとなるわけですが、上記の例で樽さん(仮名)は「いや、自分で気が付かなかったんだから、まずはジャッジの判断を仰ごう」とすれば問題ありません。よく喋る縮さんは別室へ。

外部からの助言についての補足説明は以上です。
でわ、皆さんが良いマナに巡り合えますように。

実はこの新しい懲罰指針に近い形のペナルティが別の形で去年の9月に適用されています。ある意味でプレイヤーのために時代を先取りした判断だったわけです。

コメント

シミチン
シミチン
2008年3月17日22:35

その例だとカウンター載るのはmustなはずだから助言になるのか怪しいような。

nophoto
通りすがり
2008年3月18日13:36

この場合の懲罰の道連れはむしろ対戦相手?

帝國
帝國
2008年3月19日0:03

>よく喋る縮さんは別室へ。
これだけ「(仮名)」と書かれていないw

nophoto
ニックネーム無し
2008年3月19日1:08

試合の外部者といるときによく思うことですが、

たとえばPWCでの試合中等で、
ほかの人の試合の観戦してるときにこのようなことを見かけた場合、
外部者としてはどのような行動を行ったらよろしいのでしょうか?

静観してるのがもっとも正しいことなのでしょうか?
それとも外部者は勝手にジャッジを呼んでしまってもよいものなんででしょうか?

ナカジマ
ナカジマ
2008年3月21日22:44

>帝国さん
アーワスレテター

鴨さんって人のDiary Noteにも書かれていたので既にご存知かもしれませんが、観戦者はゲームに異常を見つけた際には「ゲームに干渉してはならず、しかしジャッジを呼ぶ」っていう責務があるので大きな声でジャッジを呼んでください。そうすれば大抵がゲームは止まりますゆえ。